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【Q13】バフ研磨と電解研磨の違いを教えてください。

研磨処理品

研磨処理品

「バフ研磨」や「電解研磨」は、バルブの接液部(流体が接触する部分)表面を平滑にすることにより洗浄性を向上させ、異物、錆、微生物などの付着による流体汚染防止を目的として施工します。

当社のバイオクリーンダイヤフラムバルブをはじめとするサニタリー配管向けのバルブは、接液部を中心にこれらの研磨処理を施すことが可能です。
研磨方法と施工箇所(接液部内面/外面)をご指定のうえ、ご用命ください。

「バフ研磨」とは

バフ(羽布)により施工面を鏡面に仕上げる機械的研磨方法です。
当社では粒度#400を標準としています。

「電解研磨」とは

電解液中の陽極反応により、表面の微小凸部を微小凹部より優先的に溶解させることにより施工面を滑らかに仕上げる電気化学的研磨方法です。
バフ研磨(#400)のみを施工した場合はみかけの表面粗度が良好でも表面の微細な凹凸は鋭角となっています。
電解研磨を施工することで、この凹凸部が滑らかになり雑菌が付着し難く、洗浄性が更に向上します。
また、電解研磨中に形成される酸化皮膜によって、耐食性が向上するのも特長の一つです。